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海洋実習に参加して5日間船に揺られてきた。

他学科の授業だったけれど、ちょっと勇気を出して参加してみた。
優柔不断な自分でも学部3年になって大学生活も残り少なくなると「今しかできないことはやろう」と危機感に似た感情が湧いてきて、アウェーともいえる環境に飛び込むことができた。
同じ研究室の友達も行きたいと言ったのでちょうどよかった。

実際参加してみるとアウェーということは全くなかった。
集まったのは同学年の実習生から他大学生、PD、担当の先生まで海洋生物が好きでしょうがない人ばかり。
やることは底生生物(ベントス)の採取・同定。
大学に入る前、というか合否判定まで自分がやると思っていたことそのものだった。
当然すごく楽しかった。

図鑑でしか見たことのない、個人では到底生で見ることはできない生き物をたくさん見ることができたし、それらを専門分野に勉強している人たちと話すことができて楽しかった。
夜は釣りもできて、それもまた楽しかった。

ただ帰ってきた今思うのは大学生としては自分はその輪の外にいることの寂しさだった。
昔から虫が好き、魚が好き、水辺の生き物が好きで、ずっとその世界で生きていくと思っていたのに大学受験の2度の失敗?によって今では植物根と共生する菌を専門にすることになっている。

転学科もあきらめ、今いる場所で見つけられる楽しみを探そうとして、それなりに面白そうだと思える分野に落ち着いたつもりだった。でも今となっては自分を慰めるいいわけだったかもしれないとも思う。
そう断定することはとても恐ろしいので多分できない。
程度の問題にしてごまかすだろう。

当然実習中に仲良くなった人もいるので、「海のことは忘れよう…」とはならないと思う。
こんな大きな興味がちらつきながらやるべきことに集中できるのかとても不安。
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自由研究の発表会があった。

「自由研究」とは夏休みに講座の各研究室の先生に付いて、
与えられた簡単なテーマについて研究するもの。
自由研究というと小学生みたいだけれど、卒業研究の予行演習みたいなもの。
そこで気づいたことを来年以降に生かそうという趣旨で行われる。


自分の班は水田土壌の水分量変化について調査した。
収穫期の水田では落水→稲刈り→その後と水分量が減っていくのは当たり前だが、
それを定量的に見てみようというもの。

水分量の変化の仕方が一様ではなかったけど、それに理由づけをするには情報が足りなかった。
「あれも記録しておけば、回数増やせばよかった」とかいうことは
圃場から帰ってきてデータを整理してから気付くもので、
そういうことを予想してもっとしっかり計画を立てるべきだった。
というか、もっと積極的にならなければいけなかった。

去年の授業でもそうだったけれど、積極性がないせいで機会を無駄にしてしまうことがある。
「やる気」っていうのはなによりも大切だと思う今日この頃…。


発表では当然他の班の発表も聴く。
未だに原稿手に持って緊張しながら話す人もいるけど、中には話がうまい人もいる。
表情とか声の大きさとかはもとより、
自分たちのやったことをしっかり理解してることによる話のスムーズさが感じられた。
質問の際にも核心を突いたことを訊く人がいる。
「ああ、このひとできる人だな」
と感心すると同時に自分はそんなことができていないなと情けない気分になる。


来年春には研究室に配属され、それに向けて来月には第1回希望調査が行われる。

今日の発表には講座のほとんどの先生が見に来ていた。
先生にも感心される人がいる一方で自分は全然だと思われている、
もしくは印象に残りもしないんだろうなと思って落ち込む。

多分、
「こいつ真面目そうで頭も悪くなさそうなのに成績悪いな。」
と思われている。
小学生のころからずっとそうだった。
なにかをこつこつやるということができない。
自分でももったいないなと思う。
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